感染症対策サポート 助成金 事業 【中小企業等による感染症対策助成事業 】

こんにちは、行政書士の寺田裕希です。東京都中小企業振興公社の 助成金 についてのお話です。

東京都だけのお話ではありますが東京都中小企業振興公社から「感染症対策サポート助成事業」のリニューアルが令和4年1月から始まっています。

令和2年度から感染防止対策の支援として行われているものがリニューアルされています。

感染症対策 空調 助成金

目的

都内中小企業者等が新型コロナウイルス感染拡大予防のために行う取組費用の一部を助成す
ることにより、都内中小企業者等による経済活動の推進に寄与することを目的としています。

助成内容の概要

感染症対策サポート助成事業では以下の2つのコースに分かれ、東京都内の中小企業の皆様のサポートを実施しています。

備品購入、内装・設備工事コース

消耗品購入コース

簡単に言えばコロナ対策のため

「サーモカメラや換気機能付きの空調設備への交換等にかかる備品・内装・設備施工費への助成」

「指定の消耗品(消毒液、体温計など)の購入費の助成」

をしてくれるものになります。

対象者

都内中小企業者(会社及び個人事業者) 一般財団法人 一般社団法人 特定非営利活動法人(NPO 法人) 中小企業団体等 
※医療法人、社会福祉法人、学校法人、商工会、商工会連合会、商工会議所、公益財団法人、
公益社団法人、商店街振興組合、宗教法人は対象外となります。

基本的には東京都内に法人を構えている場合は業種問わずに対象となります。

助成金 申請受付期間

郵送の場合
令和4年1月4日(火)から令和4年10月31日(月)まで 当日消印有効

電子申請の場合(Jグランツ)
令和4年1月21日(金)から令和4年10月31日(月)23時59分まで

電子申請のほうが簡単なので電子申請をお勧めいたします。gBizID プライムを取得する必要がございますが持続化給付金や事業復活支援金を申し込まれている方はすでにgBizIDを持たれているかと思います。

助成対象期間

令和4年1月1日(土)から令和5年1月31日(火)まで
助成事業(取組)の実施(必要な内装・設備工事や備品の購入等)は、令和4年1月1日(土)から令和5年1月31日(火)までの期間に必ず完了させる岐津陽があります。助成対象となる経費は、この期間内に発注又は契約、取得、実施(備品納品・工事)、支払いまでを完了した経費です。

助成率

備品購入、内装・設備工事コース

助成対象と認められる経費の3分の2以内(千円未満は切捨て)

消耗品購入コース

一般枠
 2/3以内

コロナ対策リーダー、認証店枠※ 

 4/5以内

※「感染防止徹底点検済証」の交付を受けた店舗のこと

※「コロナ対策リーダー、認証店枠」での申請は「飲食店の営業許可書を有する店舗」が対象

助成金 限度額

1店舗ごとに適用

備品購入、内装・設備工事コース

最大200万円まで※1)2)3)
 ※1)備品購入のみの場合 50万円まで
 ※2)内装・設備工事を含む場合 100万円まで
 ※3)内装・設備工事のうち、換気設備の設置を含む場合 200万円まで
(注)申請下限額は10万円

消耗品購入コース

 10万円
 (注)申請下限額の設定はなし

助成金 対象となる主な設備・消耗品

備品購入、内装・設備工事コース

換気設備の設置を含む工事(~200万)

・換気扇や吸排気設備の設置工事
・換気機能付エアコン及び全熱交換機設置工事
・窓、扉、網戸の設置工事
※空気清浄機、サーキュレーター、CO2濃度測定器、加湿器の設置工事など換気を促進するような施工含む

その他内装・設備工事(~100万)

・パーテーション、ビニールカーテン、ロールスクリーン、アクリル板設置工事
・サーモグラフィー・サーモカメラ設置工事
・自動水洗又は自動開閉トイレ設置工事
・自動水栓設置工事
・手洗い場の新設・増設工事
・手動扉から自動扉へ変更する工事
・消毒のために床、壁を清拭できる素材に張替える工事
•不動のテーブルの間を、飛沫感染予防のためにパーテーションで区切るか、最低1m以上の間隔を空けて座れるように配置する工事
・不動の椅子の間隔を最低1m確保するための工事

備品購入のみ ※1点当たりの購入単価が 10万円(税抜)以上のものが対象(~50万)

・空気清浄機、サーキュレーター、CO2濃度測定器、加湿器の購入
・パーテーション、ビニールカーテン、ロールスクリーン、アクリル板の購入
・サーモグラフィー・サーモカメラの購入
・セルフサービス型電子決済レジの導入

消耗品購入コース ※1点あたりの購入単価が税抜10万円未満のものが対象

消毒液、マスク、フェイスシールド、ゴーグル、使い捨て手袋、アクリル板、透明ビニールシート、パーテーション、換気用扇風機、サーキュレーター、ヘアネット、ごみ袋、石鹸、洗浄剤、漂白剤、トイレ用ペーパータオル、空気清浄機、加湿器、消毒液用ディスペンサー、紫外線照射機、コイントレー、サーモカメラ、サーモグラフィー、体温計、CO2濃度測定器、カラーコーン、ベルトパーテーション、パーテーションポール、拡声器、ソーシャルディスタンス誘導シール・ステッカー など

助成金 まとめ

区分備品購入、内装・設備工事コース消耗品購入コース 
主な助成対象
経費
 ●備品購入費
 (例) サーモカメラの購入等
 (注) 1点あたり購入単価が10万円(税抜)
 以上のもの
 ●内装・設備工事費
 (例) 換気設備やパーテーションの設置
 工事等
 ●指定する消耗品の購入費
 (例) CO2濃度測定器、アクリル板、消毒
 液、体温計、ビニールシート、マスク、フェ
 イスシールド等
 (注) 1点あたり購入単価が10万円(税抜)
 未満のもの
助成対象者 東京都内の以下の方について、単独申請
 (1事業者での申請)が可能です。
 ・中小企業者(会社及び個人事業者)
 ・一般財団法人
 ・一般社団法人
 ・特定非営利活動法人(NPO法人)
 ・中小企業団体等
 ●一般枠
 東京都内の以下の方について、単独申請
 (1事業者での申請)が可能です。
 ・中小企業者(会社及び個人事業者)
 ・一般財団法人
 ・一般社団法人
 ・特定非営利活動法人(NPO法人)
 ・中小企業団体等

 

 ●コロナ対策リーダー、認証店枠
※飲食店の営業許可証を有する店舗で
あること。

 コロナ対策リーダーを配置した都内店舗
 又は 感染症防止徹底点検済証の交付を
 受ける店舗を運営する以下の方について、
 単独申請(1事業者での申請)が可能です。
 ・中小企業者(会社及び個人事業者)
 ・一般財団法人
 ・一般社団法人
 ・特定非営利活動法人(NPO法人)

助成限度額

 

※1店舗(事業所)等
ごとに適用
 最大200万円まで※1)2)3)
 ※1)備品購入のみの場合 50万円まで
 ※2)内装・設備工事を含む場合 
    100万円まで
 ※3)内装・設備工事のうち、換気設備の設
    置を含む場合 200万円まで

 

 (注)申請下限額は10万円

 10万円
 (注)申請下限額の設定はありません。
助成率2/3以内 ●一般枠
 2/3以内
 ●コロナ対策リーダー、認証店枠
 4/5以内
申請受付期間  【郵送】 令和4年1月4日(火)~令和4年10月31日(月) ※当日消印有効
 【電子申請】 令和4年1月21日(金)~令和4年10月31日(月)23時59分まで
助成対象期間 令和4年1月1日(土)
              ~令和5年1月31日(火)
 令和4年1月1日(土)
        ~令和4年10月31日(月)
申請方法  郵送または電子申請(jGrants(以下、Jグランツ))
  ※申請方法の詳細は募集要項をご確認ください。

公益財団法人東京都中小企業振興公社 https://www.tokyo-kosha.or.jp/ 抜粋

終わりに

換気機能付きエアコンや全熱交換器の設置費用というのは非常に高額でエアコンと全熱交換器1台で施工費合わせると200~250万程度(定価計算の場合)になります。今回のサポートを利用することで古くなったエアコンを新品に交換するときと同じくらいの金額で換気機能付きのエアコンに交換することが可能です。

東京都内でも換気のため窓や扉を開けている飲食店様を多く見ますが、夏場、冬場の時期に扉を開けておくということは店内のお客様にとって非常に居心地の悪いものになります。

感染症対策の目的であることが第一ですが、店内の温度調節はお客様の滞在時間、リピート率、単価、集客にもかかわる重要な要素だと思います。

今回10月までと期間が長いため一度ご検討してみてはいかがでしょうか?

ご不明点がございましたら行政書士寺田裕希事務所までお問い合わせください。

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