【賢く開業】 飲食店 の設備を賢く導入しよう|飲食店の 開業 を考えられている方は

こんにちは、行政書士の寺田裕希です。 飲食店 を開業しようと思うと、様々な設備の導入が必要ですが、見積もりを取ってみると総支払額がびっくりする金額に・・・!一括で買い取って導入するのは難しいからどうしよう・・・なんてことはよくあります。

今回は飲食店の開業の際に必要な厨房設備やLED、空調などの設備をいれるにあたって、どのような導入方法があって、自分にはどのような導入方法があっているかを検討していただくために様々な導入方法をお伝えいたします。

いざ 飲食店 開業の計画を!・・・業務用設備高い!

業務用設備で思い浮かぶ設備はなんでしょうか?

飲食店であれば厨房設備、旅館、ホテルであればボイラーや大規模な空調、照明設備など各店舗、施設によって思い浮かぶ業務用設備の種類、導入する数や大きさは異なれど、共通して「照明」「空調」「トイレ」はどの店舗でもあるかと思います。

食事の提供をされている施設に関しては業務用の厨房設備は必須です。

 

ただどれも高い!

 

例えば居抜き店舗ではなくスケルトンから2000万円で飲食店を開業します!といったときに、そのうちの機器の導入にかかる費用は300万~500万となかなかのものです。

 

 飲食店 の設備導入方法

①一括買取(新品)

②一括買取(中古)

③リース

④クレジット

⑤レンタル

主な設備の導入方法としては上記のような方法があります。

①一括販売(新品)

メリット

・リースやレンタルと比べ支払いの総額は安い。

・故障のリスクが低く保証もある

デメリット

・初期費用が大きくかかる

・運転資金の不安から、導入したい設備が導入できない可能性がある

・手元のお金が減ることによる運転資金の不安が残る

②一括販売(中古)

支払い総額を抑えるために一括で買いたいけど新品だと一気に出ていくお金としては高い!

じゃあ中古は?ということになるかと思います。

メリット

・新品より安い

デメリット

・保証がない、もしくは保証期間が短い

・故障のリスクが高い

・初期費用かかる

・古い機器ほど修理をするための部品もなくなっていくため、修理ができない可能性がでてくる

・安いと言っても、型式が新しければ、正直もう少し頑張って新品が買える価格の場合がある

今後の運営を考えると当然新品のほうがいいですが、中古品でも比較的新しくきれいで安いものが購入できれば大当たりではないかな?と思います。

購入の場合、新品か 中古か? どちらを選ぶかは初期費用や運営していく上でのメリット、デメリットを考慮しながら選んでみてください。

③クレジット

クレジットで購入を行う場合は購入金額を複数回に分けて支払うことが可能です。

会社によっては割賦販売、延払と表記されていることもあります。

 

メリット

・初期投資をかけずに導入できる

・支払い回数を選べる

・完済後は自分の物になる

・比較的審査が簡単で早い

デメリット

・固定資産税(償却資産税)の支払いが必要

→支払いが終わるまでは所有権はクレジット会社にあるが、固定資産税(償却資産税)の支払いはお客様がする必要があります。

・比較的短期の契約期間(支払回数)の場合がある

→リース等と比べ比較的短期の契約(2回~36回払い)になることが多い

ただこれは自分で選んでいるためそこまで問題はないかもしれないが、長期の契約で月額を薄くしたい方には向かない

・保証等はメーカー・販売会社と別途契約する必要がある

こちらもリースと同様です。

④リース

リースは高額な設備の導入方法としてよく聞く方法です。

「リース」とは賃貸借の事です。リース会社が機械設備等を期間を決めて企業に貸し出すことを指します。

リースの仕組み
 飲食店 開業の際リースは検討必須

リースの仕組みは上記の図のようになります。

①お客様と設備等のメーカー・販売会社様との間で導入する設備を選定する

②リース会社の審査に通し、問題なければリース会社とお客様でリース契約を結ぶ

③リース会社はメーカー・販売会社様と売買契約を結び代金を支払う(お客様の分の立て替えしているようなもの)

④お客様はリース料金をリース会社に支払う

初期投資をかけずに高額な設備を導入することができるため、これからお店を開業しようとしている方、古くなった機材を交換するために現金を減らしたくない方の味方です。

ただし導入した設備は「リース会社から借りているもの」です。あくまで所有権はリース会社にあり自分の物にならないことに注意いたしましょう。

メリット

・初期投資をかけずに導入することができる

→リース契約は審査さえ通れば初期投資をかけずに高額な設備を導入することができますので手元のキャッシュを減らすことなく設備を利用することができます。

・減価償却計算・償却資産税の申告などの税務負担軽減

→あくまで所有権はリース会社にあります。税務的な事柄はリース会社が行ってくれます。

・毎月のリース料金は経費計上可能

→経費として計上できますので、節税対策も可能です。

デメリット

・初期投資が全くかからないわけではない

→一概には言えませんが機材以外にかかる施工費用等は通常一括でお支払いいたします。

・途中の解約ができない

→途中解約は原則できません。残リース料金を毎月支払い続けるか、一括で支払う必要があります。

・契約期間が終了しても自分の物にならない(支払いが続く)

→例えば5年のリースを組んだ場合、5年後は更新をするか、設備を返却するかを選択します。

更新をする場合は年間リース料の1/10を支払うなどで使用を続けることができます。

・保証等はメーカー・販売会社と別途契約する必要がある

→こちらも一概には言えませんがリース会社によって天災の時にしか保障がない、故障時の保証がついていないということがあります。その場合メーカー・販売会社様との間で保守契約等を別途結ぶ必要があります。

例えば厨房設備等であれば設備1台に対し年間8,000円~30,000円などを支払う必要があります。

⑤レンタル

レンタルと聞くとレンタカーなど、物を短期間借りて返すのが一般的です。

ただここでは、「レンタル会社から設備をレンタルし初期費用を一切にかけずに導入する方法」として「買取型レンタル」をご紹介いたします。

買取型レンタルの仕組み
飲食店 開業の際、レンタルという方法も

レンタルはあくまでレンタル会社が所有しているもの(仕入れたもの)をお客様が借りるという形をとります。

支払い完了後はレンタルしていた商品を返却する必要はなく所有権がお客様に移転いたします。

メリット

・初期費用が一切かからない

→施工費用も月額として分割することが可能です。

・保証が元々ついている

→あくまでレンタル会社が仕入れたものをお客様に貸しているため、保証は所有者であるレンタル会社が行います。そのためメーカー等と別途保守契約等を結ぶ必要がありません。

・支払い完了後は所有権がお客様に移転する

→リースとは異なり、最終的に自分の物になります。

・途中解約が可能

→あくまでレンタルであるため契約内容によっては、借りていたものを返却すれば違約金や残債の支払いが免除される場合があります。

・新品で導入可能

→レンタルと聞くと中古のイメージですがあくまで買取型レンタルの場合は新品です。

・審査が簡単

・減価償却計算・償却資産税の申告などの税務負担軽減

・毎月のレンタル料金は経費計上可能

 

デメリット

・リース契約より金利が高い

→リース料率が1.9%程度だとするとレンタル料率は2.3%~と高い

例:100万円の機材を5年間契約した場合

リース:19,000円(月額)×60回=1,140,000円

レンタル:23,000円(月額)×60回=1,380,000円

・場合によっては契約期間の縛りがつく可能性がある

→お客様の経済状況によっては縛りがついてしまう可能性があります。

クレジット・リース・買取型レンタルの違い

簡単に表にまとめましたので、自分にはどの導入方法があってるのか検討してみてください。

クレジットリースレンタル(買取型
契約期間2回~〇〇回払いなど
選べる
中長期(5~10年など)5年~7年など
レンタル会社指定あり
対象物件の扱いお客様の欲しいものを
クレジット会社が購入
お客様の欲しいものを
リース会社が購入し
お客様に貸借
お客様の欲しいものを
レンタル会社が仕入れ
お客様に貸借
所有権クレジット会社
(完済まで)
リース会社レンタル会社
(完済まで)
保守の義務お客様お客様レンタル会社
中途解約原則不可原則不可可(条件による)
料金の支払い(月額)(販売価格÷支払回数)×クレジット手数料率販売価格×リース料率販売価格×レンタル料率
または固定の金額
契約終了後お客様の物になる更新or返却お客様の物になる

飲食店 を開業するなら まとめ

様々な導入方法をつらつらと書いたので分かりにくいと思います・・・

ただ開業に際して検討したほうがいいものばかりどこで相談したらいいかわからないという方は行政書士寺田裕希事務所では許可申請だけではなく、こういった設備等の導入に関してのアドバイスもさせていただいておりますのでぜひご相談ください。許可申請等ご依頼いただいた方には無料でサポートいたしますのでご安心ください。

こんな見積もり来たけど高いの?この設備の導入で問題ない?いろんな導入方法を比較検討したい、そんな方はお気軽にご相談ください。

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